夏が近づくと、子どもたちは水遊びを楽しみにしていますよね。ひんやり冷たい水に触れることで、笑顔があふれ、全身を使った遊びが自然と生まれます。
しかし、夏の外遊びには、楽しいだけでなく「熱中症」のリスクもついてきます。気温や湿度が高いこの時期、ちょっとした油断が体調不良につながることも…。
この記事では、保育士として現場で実践している「水遊びのアイデア」と「熱中症を防ぐポイント」を、家庭でも取り入れやすい形でご紹介します。安心して、楽しい夏を過ごすための参考にしてください!
保育園で人気の水遊びアイデア
水風船遊び(3歳〜)
水風船は、感触がおもしろく、投げたり握ったりするだけで楽しい遊びになります。色をつけた水を入れると、視覚的にも楽しさが広がります。
※安全のため、風船が破れた後の片付けは忘れずに。
色水あそび(2歳〜)
ペットボトルに少量の水と食紅を入れて色水を作りましょう。色を変えたり、移したりすることで、手先の器用さや色の認識にも役立ちます。簡単にできて、子どもたちも夢中になれますよ。
食紅なので安全に遊べますが服につくととれにくいので注意!
氷あそび(1歳〜)
氷に色をつけて触ったり、滑らせたりして遊ぶと、冷たさの不思議さを感じられます。夏の暑さをひんやり楽しむアクティビティです。
0歳からの水慣れにはこちらもおすすめ
シャボン玉&水スプレー(年齢問わず)
水鉄砲やスプレーボトルで的当てゲームをしたり、シャボン玉を飛ばして追いかけたりする遊びも大人気。風のある日でも楽しめます。
水遊び前に知っておきたい安全ポイント
遊ぶ時間帯に気をつける
水遊びは午前中、できれば9:00〜10:00がベスト。午後になると気温や紫外線が強くなるので、この時間帯を避けるようにしましょう。
授乳や食後すぐは避けるようにしましょう。
大人の見守りは必須
どんなに浅い水遊びでも、大人の見守りは欠かせません。特に小さな子どもは転倒や誤飲の危険があるので、常に目を離さないようにしましょう。
日除け対策も忘れずに
水遊びを楽しむ際には、帽子やラッシュガード、サングラスを活用して紫外線対策を。ビニールプールには日よけテントを設置すると、さらに安心です。

熱中症の初期症状と予防法
見逃しやすい初期症状
- 顔が赤くなる、汗をかかなくなる
- ぼーっとしている、元気がない
- 急に機嫌が悪くなる
もしこれらの症状を見つけたら、すぐに涼しい場所へ移動し、休憩を取らせましょう。
予防のための習慣づけ
- 20〜30分おきに日陰で休憩を
- 水分補給は「のどが渇く前」にこまめに行いましょう
- 水や麦茶を少量ずつ、こまめに飲むことが大切です
応急対応のポイント
万が一、熱中症の症状が出た場合は、すぐに涼しい場所に移動し、首や脇の下、足のつけ根を冷やすことが効果的です。それでも回復しない場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
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家庭での水遊びをもっと安心にするために
ベランダ・お風呂場での工夫
プールがなくても、タライやバケツ、ペットボトルのシャワーを使った水遊びが楽しめます。お風呂場での水遊びもおすすめです。
おすすめの遊びの流れ(午前)
- 9:30 着替え・日焼け止め
- 9:45 水遊びスタート(20〜30分)
- 10:15 着替え&水分補給・おやつ
- 10:30 室内でクールダウンタイム
水遊びの後は無理せず、室内でのんびり休憩を取りましょう。
アプリで環境チェック
熱中症警戒アラートアプリや天気アプリを活用して、気温や湿度を事前にチェックしておくと安心です。気温や日差しの強さに応じて水遊びの時間を調整することをおすすめします。
おわりに
子どもにとって、夏は心と体が大きく育つ季節です。水遊びはその大切な体験のひとつ。ですが、楽しむためには「安全」が最も大切です。
水分補給や日除け、こまめな休憩など、少しの配慮が子どもたちの笑顔を守ります。無理せず、できることから少しずつ取り入れて、安心して夏を楽しんでくださいね!
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幅広い年齢層で遊べる水風船は水遊びに欠かせない。
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