年賀状の投函が終わり、年末年始が近づくと感じるワクワク感。
大晦日やお正月にいつもとは明らかに違ってそわそわしたり、ちょっと落ち着かないような気持ちになったことはないでしょうか?
私も子どもの頃はとくに気持ちが大きかったような気がします。
そして大人になってからも年末年始になるとやっぱり少し楽しみの思います。
中には大人になるにつれてワクワク感を感じなくなった人や元々そんな風に感じないという人もいるかもしれません。
- このわくわくの正体が何なのか?
- だんだんこの気持ちが薄れてしまうのはなぜか?
- 現代の子どもたちもワクワクしているのか?
子育てする側になり、変わった気持ちや子どもの様子からも感じたことについて考えたことをまとめてみました。
この記事を読んで同じ人ように感じている人がいるんだなぁと感じてもらえたら嬉しいです。
年末年始のワクワク感の正体
大晦日やお正月ってなんだかいつもと違う気持ちになりませんか?
私は子どもの頃にワクワクやそわそわを感じたことがあります。
私の場合、大人になって少し減ってきましたがやっぱり年末年始はどこかにワクワク感があります。
でもこの気持ちの正体は何なのか?
昔は感じていた気持ちが薄れていくのはなぜなのか…
年末年始を前にみんながなんとなく感じているであろうことをちょっと深堀してみました。
非日常のであること
よく考えてみたら分かるんですが大晦日もお正月もたくさんの非日常があることに気づきます。
明らかにいつもとは違う雰囲気が街にも人にもありますよね。
いつもは開いているスーパーが閉まっている、混雑しているはずの道路がすごく空いているなどいろいろありますが
家では普段はない豪華な食事がこれでもかと並べられています。
親戚の家に挨拶に行くとおとしだまがもらえて、なんだかみんながおめでとうと言い合っていて明るい雰囲気が漂っていますよね。
いつもだったら「はやく寝なさい」と言われる時間に起きていられて、家族で紅白とお笑い番組を交互に見たり遅くまでゲームして盛り上がったり……
年明けの瞬間に「あけましておめでとう」と言い合ったり。
街の雰囲気も人の動きもいつもとは違っていて、そんな非日常にみんなワクワクやそわそわを感じるのかもしれません。
仕事からの解放感
もしかすると仕事からの解放感もその元になっているのでしょうか。
少しでも決まった時間、仕事から解放されて自由に自分のしたいことに没頭できると思うと誰でも気持ちが軽くなることと思います。
寝正月という言葉もあるように少しくらいダラダラしても罰が当たらないような気がする雰囲気もワクワク感につながるのでしょう。
あと何日頑張ったら仕事納めだと思うとやる気もでてきますよね。
区切りがあることでワクワクした気持ちを感じることができるのかもしれません。
年末年始のリセット感
単純に「おわり」と「はじまり」というリセット感にワクワクするというのもあります。
大晦日は今年も終わるね…という切ないような、すっきりするようなそんな時間。
「終わりよければすべてよし」とありますが、楽しく1年の終わりを過ごせたら今年のいろいろな嫌な出来事もチャラにしちゃおうという感じでしょうか。
それに対して
お正月は新しい年がはじまるね!というすがすがしい気持ち。
「今年はいい年にするぞ」と前向きな目標を立てたくなるようなそんな日。
TV番組もおめでたい内容のものがたくさんで着物を着た芸能人が華やかで楽しい雰囲気を作ってくれます。
一歩外に出れば、初詣や初売りセールとみんな表情も財布のひもも緩みがちですね。
不思議ですが、新しい年になるというだけで気持ちも前向きになったり、いいことが起こりそうな気もしてきます。
神社でおみくじを引いて今年の運試しをするのもなんだかいいことが起こりそうと思っているからなのかもしれません。
そんな年末年始のリセットされる雰囲気がなんともいえないワクワク感につながるのでしょう。
ワクワクが薄れるのはなぜ
なぜワクワクが薄れていくのでしょうか?
いろいろ調べていく中でわかったのはみなさん大人になってから、家庭を持つようになってから薄れてきたという方が多いようです。
私は大人になって子どもと過ごすようになってからもまだそわそわしている方かなと思いますが、やはり子どもの頃からしたらワクワク感は減ってきています。
そう考えると大人になって、もしくは社会人になって変わった何かが原因な気がします。
立場がかわったこと
お正月がくるとごちそうを用意してもらったり、お年玉をもらったりということが実家では普通でした。
しかし大人になると自然と用意する側にまわることになります。
実家や親戚の家でごちそうを出してもらって「たくさん食べてね~」と言ってもらえていた時がどんなに幸せだったことかと感じることもあります。
もちろん子どもがいなくても、ある程度の年齢になれば与える側になります。
与えられる人がいることももちろん幸せな事ですが、大変なことでもあります。
いままでとは違う立場や状況になり、この気持ちが薄れてしまうのは自然なことなのかもしれません。
やらなきゃいけないことが増えた
今までは両親にやってもらっていたいろいろなことを自分でしなければならなくなったことでしょうか。
当たり前ですが自立することで家事や身の回りのこと、年賀状やお年玉の準備など今まではしてこなかったタスクが追加されます。
年末の大掃除や年始の準備など、子どもの頃のように何もしないわけにはいきません。
結婚した方は義理の実家に帰省することがあったりと考えることもたくさんあります。
純粋にやることが増えて忙しくなり楽しみを感じる暇がないのかもしれません。
ワクワク感は時間と気持ちにゆとりがあってはじめて感じられるものなのでしょう。
何度も経験しているから
何事もはじめての経験より、何度も経験したことは感動も薄れていきます。
小さな子どもたちにとっては毎日が発見の連続ですが、長く生きているとちょっとやそっとじゃ驚かないといったところでしょうか。
おじいちゃん、おばあちゃんを見ていると少しのことでは動じないどっしり構えた様子を感じます。
もちろん年末年始も何度も過ごしてきています。
人生経験を積むと、周りの雰囲気や忙しさに飲み込まれなくなり、自分のペースで動けるようになってワクワクが少なくなるのでは?とも思いました。
何度も大晦日やお正月を過ごしてきたことで、非日常ではなくなってくるのかもしれません。
これまでの経験からある程度の予測がつき、未来が予測できるとワクワク感も減っていくのは自然な気がします。
今の子どもたちもワクワクしているの?
現代の子どもたちにとってお正月はどんなものなのでしょうか?
昔ほど大勢の親戚が集まることが減った家庭も多かったり、お正月でもお店が開いていたり昔のお正月とは街の雰囲気も全く違うものかもしれません。
それでも子どもたちの様子を見ているとやっぱりどこかワクワク、そわそわしている様子があります。
毎年楽しみにしている特番が何日の何時からあるのかチェックしたり、普段なかなか一緒に過ごせないパパと遊ぶんだと約束したり。
お年玉で〇〇を買うんだと楽しみにしています。
きっと大晦日の夜も夜更かししたりして楽しく過ごすのかな…
そうやって考えていると 自分の子どもたちにはワクワクを感じさせてあげたいなと思う年末になりました。
そしてその経験があることで大人になったときにワクワクが薄れてきたなと感じるのかもしれません。
子どもの姿から気づくこと
ちょっと長い休みに入ると子どもたちも解放された感じがするのかのびのびしているように感じました。
自分で寝る前に明日のスケジュールを書いて、次の日そのスケジュール通りに過ごしてみたりと自分なりに楽しみを見つける余裕もありました。
公園で思いっきりして遊んだり、家でゲームしたり、好きなことをできるそんな毎日。
やっぱり楽しくないわけがありませんね。
楽しく自由に過ごす分、兄弟げんかも多いですが親は子どもがケガなく年末年始を過ごせるように見守っていくのみです。
子どもの大晦日・お正月
子どもたちと過ごす大晦日やお正月はどのように過ごしていますか?
我が家では特別なことはしていませんが十分にワクワク感じた年末年始でした。
年越しそばをみんなで食べて大晦日の特番を一緒にみたり、人がいつもより少ない公園に出かけたり。
子どもの成長とともに毎年できることや行ける範囲も増えていることにも気づきました。
年末年始に限らずのいつまで家族で過ごす行事を楽しんでくれるかわかりませんが、一緒に過ごせる時間を大切にしたいです。
まとめ ワクワク感の正体は?
本記事では年の瀬にふと考えた年末年始のワクワク感について気になったのでまとめてみました。
このワクワク感の正体は何なのか?
そしてそれがなぜ薄れていくのか…
同じように考えている人がいるんだなと思ってもらえたなら嬉しいです。
ワクワクしている人もそうでない人も、この年の年末年始は一度限りです。
どうぞ良いお年をお迎えください。
今年始めたブログ『こどもとくらす』ではこどもとくらす中で感じたことを日々記録しています。来年もぜひよろしくお願いします。